40代・たるみの原因


20代の頃はわからなかった「フェイスラインの崩れ」。

フェイスラインがぼやけるとかフェイスラインの衰えとか色々聞いていはいたものの、よく意味が分からなかったんですよ。

それが、40代になって自分の肌で実感しております。そうです、肌のたるみです。

若い頃は新陳代謝がさかんなので、どんどん肌が生まれ変わり、たるむ暇もなかったんですね。

それが加齢によってどんどん老化していくので、重力に負けてたるんでしまうのです。

生活習慣も大いに関係してきますから、なぜ顔がたるんでしまうのか、まずはその原因を知っておきましょう!

顎のたるみについてはこちらの記事もどうぞ>>『顎のたるみをなんとかしてすっきりしたフェイスラインを手に入れる!』

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肌のたるみ、9つの原因

年齢を重ねれば肌も衰えてくるのは分かりますが、なぜ肌がたるんでしまうのか、その原因を具体的に見てみましょう。

新陳代謝の低下

肌は表皮、真皮、皮下組織と3層になっていて、そのうち表皮はさらに4層(手の平と足の裏は5層)になっています。

その表皮はターンオーバーといって古い肌と新しい肌が常に交代し続けています。

新しい肌が生まれ変わるサイクルが乱れなければ、ハリのある肌を維持できるというわけです。

ところが年齢を重ねるほどにこのターンオーバーが乱れてくる=新陳代謝が低下するので、肌にハリがなくなってたるんできてしまうんですね。

コラーゲンの劣化

コラーゲンは真皮層にあり、ネットのように張り巡らされて肌の弾力を支えています。これが段々衰えてくるので、肌の弾力がなくなってくるんです。

コラーゲンと切っても切れない関係にあるのがエラスチン。

ネットであるコラーゲンをつなぎ止める役割(ジョイント部分)があるのがエラスチンです。

加齢によってエラスチンが切れてしまうとコラーゲンが伸びてしまうので、弾力が失われてしまうんですね。

また、コラーゲンは糖化によっても劣化します。糖化とは、体内の糖とたんぱく質が結びついて固くなること。

ホットケーキを焼くときつね色になりますよね。あれが糖化です。AGEsという物質を作り出し、コラーゲンを固くしてしまうのです。

糖化は黄ぐすみという状態も引き起こしますから、お肌の大敵。

甘いものや炭水化物が好きな人は要注意です。

栄養不足

肌の新陳代謝を良くして、弾力のある肌を保つためには栄養バランスの良い食事が欠かせません。食事をおろそかにしたら美肌なんて作れないです。

海外セレブやモデルのように、スーパーフードばっかり食べる必要はありません。

肉や魚、野菜など色々なものを少しずつ、なるべく多くの種類を摂るように心がけてください。

特にビタミンCはコラーゲンの生成に関わりますし、ビタミンB群は肌の新陳代謝を良くします。ビタミンEやポリフェノールは抗酸化作用で肌の老化を防ぎます。

野菜や果物をたっぷり、そしてたんぱく質である肉や魚を少しずつ、毎日しっかり取っていきましょう。

40代になると痩せにくくなるのでダイエットもがんばりたい気持ちはあると思いますが、食べる量を極端に減らすようなことはお肌によくありません。

紫外線の浴び過ぎ

コラーゲンやエラスチンが劣化する一番の原因は紫外線です。

紫外線にはA波とB波がありますが、B波は肌を黒くする紫外線、A波は真皮まで届いてコラーゲンを破壊します。

紫外線対策はシミの予防だけでなく、肌のたるみ対策としても重要なんです。

しかも、紫外線の影響は浴びてすぐに出るわけではありません。

今浴びた紫外線の影響が数年後になって出てくることもあります。

日焼け止めを塗るのは、将来の自分のため!肌のたるみの原因とならないように、真冬の天気の悪い日以外は、常に日焼け止めを忘れずに!

表情筋の衰え

顔にはいくつも筋肉があって、これを表情筋といいます。なんとその数は30以上!

ですが、普段の生活では30%くらいしか使えていないのだとか。筋肉ですから、鍛えないと量も減りますし、衰えてきます。

顔のたるみで特に気をつけたいのは

  • 頰筋(きょうきん):頬の下の方の筋肉で口角を上げる
  • 口輪筋(こうりんきん):口の周りの筋肉
  • おとがい筋:唇の下から顎にかけての筋肉

などです。これらの筋肉が衰えると、顔もたるみますが、フェイスライン全体に影響します。

1日中スマホを見て無表情でいるなんて、顔のたるみには本当に良くないです。

意識して笑う、人と話すなど表情筋を動かすクセを付けないと、どんどん衰えていきますよ!

顔についた皮下脂肪

脂肪がつくのはお腹や太ももだけではありません。顔にだってつくのです。

他の部位と同じで、年齢を重ねるごとに顔もふくよかになっていくでしょう?

肌に張りがあるうちはまだ良いのですが、コラーゲンも衰えて肌に弾力がなくなってくると、重くなった脂肪を支えきれずに肌がたるんできます。

頬の脂肪は特にたるみやすいので、ほうれい線やマリオネットラインの原因になります。

姿勢の悪さ

スマホ スマートフォン

スマホを1日どのくらい見てますか?猫背になったりしていませんか?

下を向いている時間が長いと重力で下に引っ張られるので、たるみの原因に。しかも、スマホを見ている時って無表情になっていることが多いですよね。

長時間下を向いて無表情になっていれば、それは顔もたるみます。

猫背で下を向いていると、顎が突き出たような姿勢になります。

そうすると首の後ろの筋肉は縮み、首の前の筋肉は下に引っ張られるので、お互い皮膚を引っ張り合うような形になり、顔がたるんでしまうんですよ。

首にしわも出来やすくなるのでいいことは全くありません。

そして姿勢の悪さから背中(僧帽筋や背筋など)や腰(大腰筋や腹直筋など)の筋肉が衰えてくると肩甲骨が下がってきます。それに伴って背骨が歪んだりするのが猫背。

身体が歪むと全身のリンパや血液の流れが滞ってきますよね。

新陳代謝も悪くなり、皮膚はたるみ、弾力もなくなって顔全体がたるんでくるんです。

頭皮のこり

頭皮と顔はつながっています。ですから、スキンケアをする時は顔だけじゃなくて、頭皮も顔の一部として考えてケアしていくことがとても大事なんです。

頭皮が固くなって弾力がなくなってくると、覆い被さるように垂れ下がってきますから、当然顔にも影響があります。おでこも目元もたるむ原因になるのです。

睡眠不足

睡眠不足は美容の大敵!いいことは全くありませんね。キレイな肌は眠っている間に作られます。それは成長ホルモンの働きによるもの。

成長ホルモンは小さな子どもだけに必要なのではなく、私たち大人にも必要なもので、特に肌の衰えが気になる40代には欠かせないものなんです。

成長ホルモンは眠っている間に分泌されるので、睡眠不足になるとうまく分泌されなくなります。

成長ホルモンの分泌が足りないと新陳代謝がうまく行われなくなって、老廃物もたまりやすく、肌がたるみがちになってしまうのです。

肌のたるみを改善・予防するためには

肌のたるみを改善して予防していくには、以下のことに気をつけたいですね。

  • 質の良い睡眠をとること
  • 表情筋を意識して動かすこと
  • コラーゲンを劣化させない=糖化を防ぐこと
  • 紫外線対策をしっかりすること
  • ストレスを溜めないこと

たるみ解消法について、次の記事でもう少し詳しくお話ししていきます。>>「40代・たるみの改善」

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