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40代のアロマ

バラの香りで肌の潤いアップ!?ローズのアロマが肌の水分量を上げる秘密

更新日:

ローズ

バラの香りがお好きな女性は多いと思うのですが、あの優雅なバラの香りがお肌にもいいとしたら嬉しいと思いませんか?

バラの香りを嗅ぐと、肌のバリア機能が向上するという実験結果があるんです。

もしバラの香りがお好きなら、ローズのアロマをお肌の潤いアップに役立てませんか?

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ローズオイルで肌のバリア機能が向上

私はアロマ環境協会のアロマテラピーインストラクターなのですが、年に4回会報誌が届きます。

その会報誌に載っていた実験結果がとても興味深かったのでご紹介したいと思います。

※論文は以下に載っているそうです。
「Effect of “Rose Essential Oil” Inhalation on Stress-induced Skin-Barrier Disruption in Rats and Humans」

実験方法

実験は、21歳前後の女性14人を対象に行われました。

香りを嗅ぐグループ、嗅がないグループに分けて、進級試験の21日前から実験が開始されました。

ストレスの指標となるのは、

  • 唾液コルチゾールの量
  • 肌の水分量

です。

コルチゾールとは、ストレスを感じた時に分泌されるホルモンのことです。

試験前、試験中、試験後とこの値を測定して、香りを嗅ぐことでの変化を数値化したものです。

香りを嗅ぐ方法は、1%に希釈したローズの精油を試香紙(ムイエット)につけたものをシャツの襟につけて、朝から晩まで着ているという方法でした。(お風呂と寝るときを除く)

ローズの香りでストレスが軽減

ローズの香りを嗅いだグループは、試験中、試験後の唾液コルチゾールが減少しました。

試験後の値は1.5倍ほどの差がありました。

ローズのアロマにはストレスを和らげる作用があるといわれていましたが、これを数値で示した結果となります。

肌のバリア機能が向上

次に、肌の水分蒸散量を調べました。

やはり試験中、試験後において、ローズの香りを嗅いでいないグループの方が水分蒸散量が高かったのです。

肌の水分蒸散量が高くなるということは肌がカサカサになるということ。

つまり、ローズの香りを嗅いでおけば、肌のバリア機能を守って水分が蒸発するのを防げるということなんです。

ストレスと肌の関係を示すとともに、ローズの香りがお肌にいいということが分かる実験結果ですね。

肌のバリア機能とは

肌のバリア機能とは、まず肌の上に皮脂膜が形成されていることが重要です。

皮脂膜とは汗と皮脂が混ざり合ったもので、「天然のクリーム」と呼ばれます。

汗も皮脂も悪者扱いされやすいですが、ある程度の量は肌を守るために必要なんです。

そしてその下の角質層。角質細胞の間を「細胞間脂質(セラミドなど)」が埋めていますが、これが足りない=肌の水分が足りない、ということになります。

皮脂膜、細胞間脂質が足りなくなると紫外線やホコリ、乾燥など外部刺激から肌を守れなくなって、さらに乾燥するという悪循環に。

だから、肌のバリア機能を高めるというのは、お肌にとってとても重要なことなんです。

ローズのアロマの効能

バラというのは本当に品種の多い植物ですが、アロマテラピーで使われるバラは「ダマスクローズ」というバラが主流です。

ローズの精油はまさに女性のための精油といっても過言ではなくて、高価な精油ではありますが、是非1本持っておいて欲しいと思う精油なんです。

私が講師をしているときも、生徒の皆さんによくおすすめしていました。

  • 女性ホルモンのバランスを整える
  • 鎮静作用(リラックス効果)
  • 皮膚組織再生作用
  • 瘢痕形成(はんこんけいせい)作用

などがあり、香りを楽しむ以外にもスキンケアなどにもよく使われます。

幸福感を取り戻すローズの香り

ローズのアロマの素晴らしいところ、それは、心への働きかけだと思うんです。

スキンケア効果など、直に身体に働きかける効果も素晴らしいんですけど、この香りの持つパワーってすごい。

たった1滴のバラの香りが、

  • 悲しみ
  • 不安
  • 喪失感
  • 孤独感
  • 失望感
  • 絶望感

など、ネガティブな感情を洗い流してくれるのです。

イヤなことがあって傷ついている時や不安にさいなまれている時、ローズの優しく甘い香りが心を包み込んで、傷を癒してくれるんですね。

再び温かい感情を取り戻し、前向きな気持ちになれる香りなんです。

繊細で傷つきやすい人、ストレスを感じやすい人には是非活用して欲しいアロマのひとつです。

香りが脳に届く仕組み

香りがなぜ心に働きかけるのか、それは香りが脳に届く仕組みに理由があります。

香りって目には見えませんが、分子の形で存在しています。精油の香りは主に炭素と水素から出来ています。

その香りの分子が鼻に届くと、嗅細胞を通して電気信号に形を変えます。

そして嗅神経を通り、脳の奥深く、大脳辺縁系というところに届きます。

私たちが一般的に「脳」というときは「大脳新皮質」をさしているのですが、大脳辺縁系はその奥深くにあって、外側からは見えません。

ここは感情をつかさどる脳。記憶とも深い結びつきがあります。

そして脳には、

  • 視床下部(自律神経に関わる)
  • 下垂体(ホルモン分泌に関わる)

などがあり、ここに香りがダイレクトに届くことで、心のバランスを取ることが出来るんです。

香りの好き嫌いって理由がありませんが、それはこの大脳辺縁系が「快・不快」を判断する場所だからなんですね。

女性は特に「理由はなく生理的にイヤ」ということがありますけど、それは脳でそんな風に感じているからなんです。

ローズのアロマを嗅いでみよう!

アロマテラピーは精油が1本あればすぐにでも楽しめます。

アロマランプやアロマディフューザーなどの器具があればもちろんそれを使って頂いてOK。

でも、ティッシュ1枚あれば大丈夫なんですよ。

ローズのアロマはとてもパワーがあるので、1滴で十分。

1滴ティッシュにたらして、テーブルに置いておいたり、寝る時には枕元に置いてみてください。

ローズの香りを楽しみながら、ゆっくり読書するなんてのもいいですね〜。ストレス解消にはもってこいです。

ご自分の好きなシーンで楽しんでみてください。優雅なバラの香りで、1日中幸せな気分でいられます。

アロマテラピーで使う精油は1滴が0.05mlと決まっています。例えば3mlサイズでも、60滴使えるということです。

バラの香りで肌の持つバリア機能をアップ!

アロマテラピーって、いい香りで何となくリラックスできる〜と思っている人が多いと思うんですけど、香りでストレスを減らすことが出来るんだ!ってことが今回の実験ではっきり分かりました。

40代は仕事も家庭も忙しくて、自分のために時間を取るのが難しいですよね。

ストレス解消をしたくても、その時間を確保することがとても難しいと思います。

そんな方にこそ、ローズのアロマをもっと活用して欲しいなと思います。嗅ぐだけでストレスが和らぐんですから。

私も1本持っていますが、疲れたな〜という時に活用しています。

高価なアロマですが、それだけの価値はあります(断言)。

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