私たちの肌は食べたもので出来ている。だから、肌をキレイにしたいなら、スキンケアだけを頑張ってもダメで、食べるものにも気を使わないといけません。
今回は、みんな大好き、さつまいもについて。
さつまいもというと食物繊維で便秘解消、というイメージがあると思いますが、美容にいい理由はそれだけじゃないのです。
どうせ食べるなら、美容に役立つ食べ方を。
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さつまいもの栄養を逃さず食べる方法
食べ物って、調理法によってその栄養損失の量も変わってきます。だから、出来るだけさつまいもの栄養をしっかり摂るにはどうすればいいか、ということを考えて食べてみたいと思います。
食物繊維を摂るなら焼き芋
食物繊維の量が調理法によって変わってくるなんて、知らなかった。
さつまいもといえば食物繊維というイメージが強いですよね。
100g当たりの量だとゴボウには及ばないものの、それなりにあります。
また、ゴボウ100gは食べづらいけど、さつまいも100gならだいたい1/2〜1/3本食べればいいから、そう考えると摂取はしやすい。
で、食物繊維の量なのですが、
- 生のさつまいも:2.2g
- 蒸したさつまいも:2.3g
- 焼いたさつまいも:3.5g
※日本食品標準成分表より、100g当たり
となっておりまして、焼き芋にすると量が増える!ということがわかります。
食物繊維を摂ってお腹の掃除をしたい、と思うなら「焼き芋」にして食べましょう。
ちなみに、食物繊維は摂りすぎると腸の中で水分を吸収して余計に便秘が悪化する可能性もあります。
さつまいもを食べる時はお水もたっぷり摂るようにしてください。
エイジングケアには皮ごと食べる
さつまいもの赤紫の皮の色はアントシアニンというポリフェノールです。
ポリフェノールといえば、抗酸化作用。活性酸素を除去してシミやシワなど肌のダメージを防ぎます。
きんとんなどを作るときはさつまいもの黄色を活かすために皮をむいてしまいますが、それ以外で食べるなら、ぜひ皮ごと食べて下さい。
皮にはカルシウムもたっぷり含まれているので、むいてしまったらもったいないです。
ヤラピンを摂るなら丸ごと
さつまいもを切ると、断面から白い汁が出てきますよね。
あれはさつまいも独自の成分、ヤラピンです。
ヤラピンは胃の粘膜を保護するとともに、腸の蠕動運動を促進して便秘の解消にも役立つ栄養素ですが、切ってみずにさらすとヤラピンを洗い流してしまうことになり、とてももったいない。
ですから、便秘の解消をしたいと思うなら、切らずに丸ごと蒸すか焼いて食べる方がいいでしょう。
ビタミンCを摂るのも皮をむかずに丸ごと
実はさつまいもはビタミンCが豊富な野菜で、皮にたくさん含まれているので、皮をむいてしまったらもったいない。
- 蒸したさつまいも:29mg
- 焼いたさつまいも:23mg
※日本食品標準成分表より、100g当たり
食物繊維は焼き芋が一番多かったですが、ビタミンCは蒸した方がいいみたい。
ビタミンCは水溶性なので、切って水にさらすと流れ出てしまいます。だから切らないで丸ごと食べた方がいい。
やっぱり皮ごと蒸すのがいいですね。
おやつとして食べればダイエットにも
ダイエット中なのに小腹がすいた、そんな時にもさつまいもは活躍します。
腹持ちもいいし、ほんのり甘味があるから満足感も得られる。
食物繊維やビタミンCも含まれている。
お菓子を食べるより、断然いいですよね。
丸ごと蒸したさつまいもを食べやすい大きさに切っておくと、ちょっと小腹がすいてしまったという時につまめて便利ですよ。
お腹が空きすぎると次の食事でどか食いしてしまう可能性もあるので、さつまいもで少しお腹を満たしておけば、食べ過ぎを防ぐことにもつながります。
美容食材さつまいものパワーでもっとキレイに
便秘をしていて肌がキレイな人はいないし、食べ物にこだわらないで肌がキレイな人も少ない。
何より、40代はもう若さでは勝負できない。
若ければ多少は肌の力でごまかせますが、40代はそうはいかないのです。
ですから、スキンケアだけでなく、食べるものにもこだわっていきたい。
美容に役立つさつまいもをもっと上手に取り入れて、身体の中からキレイになりませんか。
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